困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

「はやぶさ2」の成功が報道された。
あぁ、良かったな、と思う。
記念に、最初のはやぶさのときの記事を再掲することにしました。今夜はこの記事を懐かしんで読みながら寝ることにしよう。(以下の記事中のはやぶさは、1号のことです)


【以下、2013年2月の記事より再掲】

はやぶさ大成功のニュースが流れて、保護者の多くも話題にしてくださったようだ。
朝、学校へ行くと、
「先生、よかったね!!」
と何人もの子が声をかけてくれた。

先生、ニュース見たよ、とか、
いろんなトラブルがあったんでしょ、とか。

親も、子どもの興味に応じて、解説を加えてくれているようだ。

「すごいねえ」

「はやぶさ」が、すごいのだ。
そのプロジェクトが、すごかったのだ。
関わった人と、その情熱がすごかった。

私が以前、宇宙科学研究所で勤務していたことを少しばかり話していたので、保護者がその気になって、子どもに関わってくれている。
宇宙の話をしてくれていたり、家から宇宙の図鑑や本を持ってくる子もいる。
なかには、相当くわしい宇宙大好き少年もいる。

私も、そういう子にはできるかぎり、自分の分かるかぎりの話題を投げかけてみている。
人工衛星、探査衛星の話をするだけでも、いろんな話題がある。
星座はあまりくわしくないが、衛星にまつわる話や、そのデータを日本のどこでどう集め、どうやって送信し、どこで研究者がくわしく調べているのか、というような裏事情を少しは話すことができる。
そんな程度の、軽い話であっても、やはり伝わるものがあるのか、教室でもよくみんな、話を聞いてくれる。

惜しいのは、鹿児島の内之浦で撮影した、当時の写真が1枚しかないこと。

仕事場の同僚と、背広姿で、ロケット模型を背に写した写真しかない。

もっといろいろと撮影していれば、はやぶさの話もたくさんできたのにな、と思う。
(当時は仕事だったから、写真なんて撮っているヒマがなかった)

はやぶさの打ち上げの時、発射の向きが垂直でなく、斜めになっていることの話をしたら、今日はかなり子どもたちの興味をさそったらしく、

「テレビで見た!」
と大声で叫ぶのもいて、大いに盛り上がった。

日本のロケット発射技術、衛星探査の技術、そうした日本人の誇りとなる部分を伝えられることは、教師としても大きな喜びだ。
そして、こうしたロマンを教室で語れることが、本当に日本の教育でも必要なことなのだ。
大人が、真剣に頑張っている、ということを、たくさんたくさん、伝えたい。
シラケた顔の高学年に、真剣さを伝えるのには、「はやぶさ」の話題はもってこいなのだ。

はやぶさは、後継機を開発するという。
もちろん、必要だ。
教育界にとっても、たいへんに必要な出来事であり、プロジェクトである。

はやぶさ2が、楽しみだ。

はやぶさ
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