元エンジニア・新間先生の自問自答ブログ

転職を繰り返し、漂流する人生からつかんだ「天職」と「困らない」生き方。
高卒資格のまま愛知の小学校教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)


今年、受験する臨採講師の先生から、連日のようにアドバイスのリクエストがあり答えています。そうです。2次試験前なので彼も真剣なのです。
一つ、気になったことがあります。

それは、発達障害児のこと。

試験をする側、採用する側としては、今や発達障害児の把握について、どの程度受験生が勉強しているか、学ぼうとしてきたかを絶対に確認してきます。
面接の質問の中に、確実に入ってきます。
どの程度、どんなふうに回答していくか、シュミレーションをいくつもやっておいたほうがいい。

どんな問題が出るのか、わからなければ手の打ちようがない。
しかし、発達障害に関することは、ぜったいに聞かれるのです。
だから、手を打てる。
逆にいえば、発達障害に関して、回答のない受験生はほぼ、合格枠からは外されてしまうと考えていいでしょう。


さて、講師の先生のように、間近に発達障害児を見て、その指導にあれこれと悩んだ経験のある方はいいが、学生のままで新卒の試験受験者にとっては、どんなふうに回答するのがいいか、迷われている方もいると思う。
経験はないのだから、経験から語ることがむずかしいかもしれない。
また、知ったかぶりをするとかなりの確率で、試験官に「嫌われて」しまうのだから、

○経験はないが、学んでいること
○実際に自分が担任する場合は、相当な準備と学び続ける意欲を強くもってのぞむ、という覚悟があること

この2点をハッキリと伝えること。
あいまいに伝えたつもり、ではしっかりとアピールできない。
だから、上記の2点を、自分なりの言葉で、確実に面接官に印象付けることが必要と思います。


さて、発達障害児に関することは、本を2冊、3冊読んだ程度ではダメだ。
授業で学んだ、というのでも間に合わない。
卒論を発達障害児のことでしっかりと書いた、というのであれば、まあまあか・・・。

なんでここまでしなくてはいけないかというと、世の中の発達障害の把握の仕方も、あれこれと幅がひろいからであります。
また、自閉症スペクトラム、というように幅の広い呼び方でしか呼べないように、ADHDもLDもなかなか線が引きにくい。はっきりとは・・・。すべて連続している。
だから、なかなかに「わかった」といえない。(当然だけど)

発達障害に関しては、知ったかぶりは厳禁だ。
なぜかというと、試験をする側の校長、教頭、教育委員会、学者先生もすべて、まだよくわかっていないのだから・・・。


ただ、その中で、すぐにも担任をもつ自分がどうして対応していくか、ということに、芯のある考えがないといけない。でなければ、即戦力としてやっていけない。
とりあえずの、方針があるかないか。
有効な手立てをとりうる、方針があるかないか。
ここにかかってくる。

その方針は、いくつもあるが、とりいそぎ、時間の限られている今年の受験生のために、


「ユニバーサルデザインの学級経営と授業」


という言葉を贈ります。
だれにとってもやさしい、というのがユニバーサルデザイン。
健常者だけでなく、発達障害をかかえる子どもにとってもやさしい、それがユニバーサルデザイン。

このユニバーサルデザインの考えを把握し、理念をかんたんに言うことができて、さらに具体例をいくつか言えること。
さらに、
面接の間にその意見がぐらつかず、面接官に

「この子は一貫しているなあ」

と思わせることができれば、あなたはきっと、合格でしょう。




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コメント

 コメント一覧 (4)

    • 4. arigato3939
    • 2011年08月19日 00:09
    • キムキムさん、あ、さすがですね。ほぼ90点。<br>一次で聞かれていますか。じゃあ2次はないかもしれませんね。<br>不登校児で気になるのは、家庭での暴行、つまり虐待の有無です。<br>痣とかないか、とかですね。あまり見えないところにはないことがほとんどですが。<br>キムキムさんがすでに書かれていますように、痩せていないか、服が汚れていないか、靴下は清潔か、なども虐待の探知に役立ちます。<br>そのへんがパパっと出るから、いいですね。バッチリ!!!ぜったい合格だ!
    • 3. キムキム
    • 2011年08月18日 23:14
    • わあ☆<br>お返事ありがとうございます。<br><br>さすが、現役の先生‼<br>不登校対応は、一次の集団面接で聞かれました。<br>ちなみに、私は栃木県です。<br><br>まずは、よく来たね、って言いますよね。<br>単純に学校に来れたことがうれしいですもん。<br><br>次は、身体チェックですね。痩せてないか、服は汚れてないか、持ち物は何を持って来たのか、上靴、靴下は着用しているか…。<br><br>プラスαですか。<br>不登校の原因はなかなか探れないでしょうが、<br>休んでるときはどんな生活をしていたのか聞いてみたいですね。<br>睡眠時間も気になりますし、ちゃんと食べているか、心配になります。<br>もしかすると、全ての家事をこなしているから学校に来れないとか…?<br><br>うーん。<br>難しいですね。聞きたいことはいくつも浮かびます。<br>担任との連携がスムーズにいっていると、<br>保健室に来たときでも、安心して迎えてあげられますよね。<br><br>明日は個人面接のみです。<br>熱意をぶつけてきます(笑)
    • 2. arigato3939
    • 2011年08月18日 22:06
    • キムキムさま、コメントありがとうございます。<br>明後日、本番ですか!!!採用試験、ぜひがんばってくださいね!<br><br>養護教諭希望とのこと、養護ならではの視点を求められますね。<br>たとえば、不登校児が保健室なら来れる、ということで保健室で学校の時間をすごすことになる、いわゆる保健室登校、という場面での質問が予想されます。<br>ひさしぶりに登校してきた児童が、教室には行けないでまず保健室に登校してきました。養護教諭としてどんな声をかけますか。また何をしますか。という質問などはいかがでしょう。<br>常識的には、笑顔で対応、学校に来てくれてうれしいことを伝える、安心して保健室にいてよいことなどを伝えますね。これにプラスαです。<br>担任の先生との連携ももちろんですが、保健室の先生、養護教諭ならではの視点で、アクションをひとつ行ってください。さてなんでしょう。<br>(明後日本番とのことなので、ちょっと厳しめの問題です)
    • 1. キムキム
    • 2011年08月17日 23:45
    • こんばんは。はじめまして。<br>採用試験を調べていたら、ここへきました。<br><br>明後日に採用試験の二次を控えています。<br>短大2年から受けはじめて、10回目のチャレンジで<br>はじめて一次を突破することができました。<br>気がつけば、あっという間に30歳(笑)<br><br>私は養護教諭希望なのですが、このブログを読んで、丁寧な対応をしてらっしゃるのが目に浮かび、心が温かくなりました。<br><br>早く受かりたい、学校で働きたい、子どもとかかわりたい。<br><br>また読みに来たいと思います。<br>心温まるブログに辿り着けてよかったです。<br>ありがとうございます。
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