東日本震災の被害に絶句。
被災の事実を知るにつれて、ただもう被害がこれ以上増えないように、と心から願うばかりだ。
テレビの報道を見ていたが、体調が悪くなってきた。
本当に、耐えることを要求される映像ばかりが流れてくる。
ここまでひどいとは・・・
救助のニュースが流れてくると、本当にその関係者のみなさんの姿勢と努力に、感謝したいという気持ちになる。
心からお見舞い申し上げます。
家で、突然電話がなった。
大手の旅行会社代理店のNさんからだ。
なんと、Nさんは今、海外にいるらしい。
「日本が大変だ、と聞いて・・・」
情報が飛び交う中、さすがは大手の旅行会社。
災害時の情報管理も整っているらしく、もうすでに多くの情報を知っていた。
Nさんは、添乗員としてツアーの案内中らしかった。なんとか帰国の手続きをして空港近くのホテルに泊まっている最中だとのこと。そこで、私に電話してきてくれたのだ。
「来週の、ディズニーランドの下見、延期させてください」
実は、6年生の修学旅行はディズニーの予定であった。
7月の最初に行く旅行の、下見をする計画があり、何度か打ち合わせを重ねていた矢先の、震災・・・。
今現在、報道規制もある中(風評被害対策?)で、東京リゾートの情報はほとんど見られない。ニュース記事もあったが、何度検索しても同じ記事がくりかえし出てくるばかりで、ディスニーランドの現状を伝えるニュースがほとんどない。
ところが、旅行会社としてはきちんと把握しているらしく、Nさんは
「しばらくディズニーは無理そうなので・・・」
私があわててWEBで確認すると、TDLの公式ページには、まだその時点では、12日(本日土曜日)のみ休園、としか書かれていなかった。
それを伝えると、
「いや、地面が液状化して、東京ディズニーシー外周の道路は、街灯が傾いてしまっているらしいです。3月中の下見も無理だと思います。安全宣言がいつ出るのか・・・。」
大きなアトラクションを抱えるディズニー。安全が一番の観客サービスだ。そのため、液状化してしまった巨大な敷地に対して、しっかりと調査をしてからしか再開しないだろう、とのこと。
「せっかくの修学旅行なのに、すみません。他の候補地を検討することも含めて、帰国したら大急ぎで対応させてください」
と言って、Nさんは、すみません、と謝りつつ電話を切った。
Nさんが悪いのではない。
むしろ、ご自分も大変な状況だろうに、こちらの学校のことを考えて電話まで下さったことが本当にありがたかったし、申し訳ないような気持ちになった。
ともかく、原子力発電所の問題も含めて、大震災の影響がはかりしれなくなってきた。
いったい、どうなるのか。
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