子どもをほめる、というのがむずかしい、とこぼしていると、

「子どもの苦労がわかると、同感できる。すると、素直なほめ言葉が出てくる」

という話をきいた。

なるほど。

これは、納得。

すっと心にしみてきた。

子どもの苦労。
それに、共感すること。


まだまだ、見えていないことばかりなのだろう。

今日、給食のときに、おはしがぐちゃぐちゃになりかけ、ていた。
それを、スッと直した子がいた。

つづけてみていると、今度は別の子。片付けのとき。

自分の係でないのに、スッと片付けをしてくれる。
素早く、配ぜん台の上をきれいにしてくれる。

なんで、これまで、それが見えてこなかったのだろう、と思うと、ちょっと悲しくなった。

この子、毎日、そうやって動いていたのだ。
私は、その子が当番だからだと思っていた。
でも、自分の分以上に、さっと身体がうごく、腰かるく動ける子だったのだ。

あれども見えず。

ここから、再度、教師修行のスタート。