困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

2017年09月

漢字がとってもきれいな子

. わたし自身は、書を習ったことがありません。 子どもの頃は、親から 「字がきたない!!」 と何度も言われて、コンプレックスを抱えていました。 比べられたのが、姉でした。 姉はいつも書道コンクールで「金賞」レベルでしたから、 母親は、いかにも適当なわたしの …
続きを読む
束縛されまいとして、束縛を求める心理

ずっとタンバリンを手放さなかった子の話を聞いた。 その子は、盲・発話障害、の世界に生きていた。 幼い頃は一挙手一投足、すべてに介助が必要な状態。 施設で一日の大半を過ごしたが、周囲はかなり苦労したそうだ。 自分で水を飲みたいから、コップを受け取って飲む。 で …
続きを読む
子どもたちの人間関係が、いったいどうなっているのか

. 子どもたちの人間関係が、いったいどうなっているのか。 それを観察し続けて、10年以上になる。 そのことが意識の上で、 最大の興味関心事。 寝ても覚めても、そのことがいちばんの関心事。 (現在、同じ趣味の人を探しています) さて、その趣味を持つこの私が …
続きを読む
体罰を根本的になくす方法

. 怒りの感情があるからこそ、幸福になれる。 とっても逆説的だけど。 で、怒らないで生きられる。 つまり、 よくよく考えてみれば、 怒りを否定せず、悪いものとも不必要とも思わないようになり、むしろ感謝できて、 怒らないでいいことを十分に理解でき、怒らずにい …
続きを読む

. 「チャレンジやってるから、ぼくもう割り算できるよ!!!」 3年生ではじめてわり算を学習する。 このとき、算数の勉強がはじまる少し前に、 わざわざ担任に言いにくる子がいる。 顔はとびきり、笑顔だ。 もちろん、ほめてもらえる、と思っている(ように見える)。 …
続きを読む
子どもをどこまでも理解しようとする、ということ

. わたしがエンジニアを辞めて、小学校教師になってすぐ、の頃。 不登校の子がいました。 あれから十年近くになるのに、今でもスッと顔が浮かんできます。 いい子でした~。 なにかわからないが、朝になると、学校へ行けなくなる。 わたしが担任するようになって、少し元気 …
続きを読む
【小学校4年国語】ごんぎつね発問一覧

. 1)ごんぎつねを読むとかなしくなるのは、ごんが最後に殺されるから、という理由だろうか。 2)いわしは「投げ込んで」いるのに、栗は「入り口に置いた」のは、なぜだろうか。(見つかると危険なのに、へんだよ?) 2)ごんは盗人狐と思われているのに、それにもかか …
続きを読む
子ども 「じゃあなんで、ミサイル撃つの?」

. 先日の記事で・・・。 日本全国の小学校の教室で、 先生たちが、算数を教えたいばかりに、 子どもに、こう言っているかも、という話を書きました。 「ミサイルは、ぜったいに落ちません!落ちないから安心して!」 ところが、「落ちるかもしれないよ」と教えた先生 …
続きを読む
子どもへ北朝鮮ミサイルをどう説明するか?

. また、ミサイルですよ。 昨日の朝、テレビをつけたら、そればっかり。 わたしはうんざり。 通勤途中も、ずっと仏頂面でした。 なぜなら、教室に顔をみせたとたん、子どもたちから、 「ミサイルって、おちる?」 と、質問攻めにあうだろうから、です。 おそらく、だれ …
続きを読む
ムラサキ色の木の実を、ぶんどりました。

Tくんが、Aくんの持っていた、ムラサキ色の木の実を、ぶんどりました。 ひったくった感じ、だそうです。 近くにたまたま居た、支援員の先生が、それを見ていたとのこと。 すぐに対応してくださっていました。 「なんで、とったの?」 「・・・」 「Aくんはとられて …
続きを読む
椅子の上に立ち上がり、どんどんと足を踏み鳴らす子

椅子の上に立ち上がり、どんどんと足を踏み鳴らす子がいる。 かなり、屈折している、と思う。 こちらを、ちらっと見ながら、やる。 彼のこころは、 そうせずにいられない、狂おしいほどの欲求に、翻弄されている。 どんどん、と足を踏み鳴らす。 となりの子が、 「や …
続きを読む
生まれて初めてのこと

. 父が亡くなる前のこと。 家族で病室にいたら、 「昨晩、息がくるしくて、死にそうだったよ」 と、当の本人が言った。 思わず、 「死にそうなときって、どんな感じなの?」 と尋ねると、 「いやあ、お父さんも生まれてはじめてのことで、死ぬってのがどんなのか、 …
続きを読む
昔の記事のプライベート設定について

. 最近、読者数が増えてきたためか、 以前の記事(5年~7年ほど前)の、「プライベート設定」のつづきが読みたい、と 希望される方がいらっしゃいます。 現状では、パスワードを打ち込まないと読めません。 今のところ、過去記事のプライベート記事は非公開です。 パ …
続きを読む
自分が、自分が・・・

. 高速道路 前から太いロープで引っ張られるような自動運転状態。 ハンドルを操作しないでも、引っ張られて行く感覚。 人生は案外と、こうして引っ張ってもらっていることの方が多い。 ところが、「自分で運転している」、とみな思っている。 逆さま、だよね。 自分 …
続きを読む
夏の回想~虫を売っている店で~

. リモコンやコントローラーが無いのに、 昆虫は、勝手に動き回っている。 <ねえ、これ、勝手に動いちゃうよ!> と、デパートの昆虫売場で困ってた子がいるとか・・・・。 どっきどきですよ!! 勝手に動くんだもん!! 人生のはじめの方の段階で、 「なんじゃこ …
続きを読む
 学校教育の中で、いちばん大事なこと

. 子どもというのは、失敗を多くする。 失敗を繰り返しているけれども、 その失敗をしたときに励まして、 一回や二回の失敗でくたばったらだめだ、 ということを教えることだと思う。 <あなたの荷物が世界でいちばん重たい荷物なのよ>と 思わさないことが、 学校教 …
続きを読む
客観的、について

. 鳥居みな子さんの、次の詩を教えていただいた。 小さな私が 小さな小さな石ころにつまずいて泣いている 大きな大きな道のはじっこ 「客観的」な視点がないと、↑ こう見ることはない。 客観的、というのは、いったいどうしたらわかるのかな、と思う。 自分がやっ …
続きを読む
気をつけ!ピッ!

. 気をつけ!と 大声で指示して、笛をピッ!!と鳴らす先生が、 同じニュアンスでもって、 「仲良くしなさい!!」と 言いながら、ピッ!と笛を咥えて鳴らすのであれば、 そんなことには、子どもたちは まったく関心を示さなくなる、と思う。 …
続きを読む
学級崩壊は、「進化」の過程

. 学級で、苦しんでいる子がいる。 必ず、そこには「学級らしくあらん」として、奮闘しておられる先生や、 そうなるように願っている保護者が、いるであろう。 皮肉なことに、担任が 「学級らしさ」を追及するために、まさにそのために、 苦しむ子どもも、存在する。 …
続きを読む
日本男児の生き方を指南!

. 兵隊をいかに「殺人集団」に仕立て上げていくか、という文章を 読んだことがある。 米軍の心理カウンセラーが書いた本。 ポイントは、 なにも考えさせないこと。 やれ! と言われたら、 ハイ! と、すぐに大声で、返事をし、身体を即座に動かせるように訓練するそ …
続きを読む