困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

2017年05月

 「困らない」への道 その2

. (「困らない」への道 その1より つづき) 教師になってからは、仲間に恵まれた。 現場の、同じ職員室の仲間や先輩にもめぐまれたが、 なによりも、同じ地域ですごす、気の置けない友人たちがいた。 わたしの話に、親身になって、耳をかたむけてくれた。 わたしが …
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「困らない」への道 その1

. わたしが困らないようになったのは、幼いころに受けた経験もあるし、 また、10代、20代に周囲のいろいろな人や事象から、学び、影響を受けてきたからだと思う。 30代になり、ほぼ、 「これは、人生、困らないでも行けるかもな」 と思い出して、 教師をめざすよ …
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子育て応援フェア「つながる子育て in おかざき 2017」

. 久しぶりに、わたしの住んでいる岡崎のことを。 いよいよ来週にせまってきました。 子育て応援フェア「つながる子育て in おかざき 2017」が開催されます。 市内で活動する子育て支援団体が集まります。 ワークショップやステージイベントなど様々。 なかなか、 …
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三重県で講演

. ブログを読んでくださっている方のご厚意により、 三重県の鈴鹿市でお話することになりました。 どんなお話ができるか、わくわく・・・。 お近くの方は、ぜひお越しくださいネ! 6月10日(土)15:00開場 15:30開始 17:30終了予定 会場 鈴鹿カルチャーステーション …
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おかあさん

. どの子も、お母さんのことになると、真剣に作文を書く。 どの子も、自分のお母さんはとくべつに、いい、と思っている。 お母さんの誕生日に、なになにをしてあげた、というのを、子どもが日記に書いてくる。 すると、お母さんはとてもよろこんでくれた、と、たいていは …
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成功することが良いことだ、と教えると・・・

. こういう思いがあると、 「失敗しないで!」 と、どうしても 声をかけたくなるだろう、と思うのです。 そうすると、失敗を、非常に恐れる子に育ちます。 また、 一度や二度、失敗したって、どうっていうことはない。 という考えも、あります。 図工で絵を描 …
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Sくんがいない日の・・・

. ちがう学年の先生。 いろいろとクラスの子が言うことを聞かないので、苦労していた。 ある日、とても快活な感じで職員室で過ごされている。 雰囲気が明るいので、いいことでもあったのかと、 あとできいたら、 「Sくんが、お休みだったので」 ということだった。 …
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呑気な声で

. 朝はできるだけ、呑気そうな声がでるように、訓練している。 授業中は、ハキハキ。 指示はわかりやすく。 遠くまで響く声で。明るく。 でも、朝の時間は、できるだけ呑気そうな声で。 朝。 まだ何もはじまっていない時間。始業まで、まだ15分もある、という時間。 教 …
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コシの無い子

. タモリが昔、ラジオの中で 「やる気があるものは去れ」 と言ったってネ。 なんか、わかるわ。 だって、ただやる気があるのって、不健康だもの。 そのやる気、大丈夫? やる気があるって、なにをやるの? やる気がありますって、なにをするつもり? なんのために …
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将来の夢と目標について

. 目標を本当に立てられるくらい、しっかりしてる人は、 「目標とは、達成するのが目的ではない」ということが、 きちんと分かってる人のことだと思う。 達成できたら、素晴らしい。 大喜びすると、もっと気分がいい。 人生の中の、とっておきの楽しみだ。 しかし、達成 …
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テントウムシで学ぶ

. てんとう虫って、知ってる? というと、なーんだ、そんなのみんな知ってるよ、と言う。 では、漢字で書いてごらん。 えーっ!! 「なーんだ、知らないじゃないの」 その後、 Yくんが、懸命に言った言葉が、衝撃でしたネ。 どんな虫か、見たことはあるけど、 どん …
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心が健康という件

. こころと脳の、ともに健康な子を育てる。 すると、どうなるか。 会話が、こうなる。 〇〇したいなァ 〇〇になったら面白いなァ 〇〇は、すてき 〇〇は、いいねえ 〇〇にしてみるか 〇〇するのもいいねえ 〇〇というのもあるゾ 〇〇にならないかなあ 〇〇やってみるよ …
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「つらい思いをさせてはならない」

. 先日、ナショナルジオグラフィック社の資料をつらつらと眺め見ていたら、 1914年、大正3年の記事におもしろいのがあった。 記事を書いたのは、女性ジャーナリストのエライザ・シドモア。 この人は、米国ワシントンへの桜の寄贈に一役買っている。 シドモアの記事 …
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あこがれの掃除道具

. Hくんが、どうしても体育館のモップに興味があるようで、 休み時間に勝手に触って、運動委員会の高学年に怒られたそうである。 「先生、Hくんが、体育館のモップを勝手に使って怒られてた」 そこで、体育館で堂々とモップを使いたくなり、 「ようし、次の学 …
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体育器具庫には入ってはいけない!

. 体育館での授業。 体育器具庫に、貼り紙がしてある。 「この中には入りません」 わたしが、 「この中には、入ってはいけないの?」 というと、子どもたちはみんな、うん、と頷く。 教室に戻ってきてから、再度、みんなに聞くと、 「入っちゃいけないんだよ。めっちゃ怒ら …
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喋りすぎるか、寡黙すぎるか

. 自分がしゃべりすぎているか、 それとも、 寡黙すぎるか、どちらかに偏っていないかと、ふと思う。 だれかと話す。 その瞬間、自分は本当に、楽な状態、自然な状態でいるか。 つまり、なにも格好もつけないでいられて、そのまま、素のままで生きているのだろうか。 …
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無抵抗と、不服従

. 人間の宿命とか、運命と言うものがあるのだろうか。 あるとしたら、それは生まれた時代のことではないだろうか。 生まれ落ちた場所や、自分をとりまく社会、家族、 赤ん坊は、それを自分で選ぶことができない。 そして、人は、その中で、 どうしても、 無抵抗 で …
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漢字の話 「泊る」と「晒す」

. 布を川のながれに泳がせて、布を白くすることを、晒(さら)す、と言う。 だれでも、漢字をつくるとしたら、これはサンズイだろう、と思う。 だって、川の水で、布を白くするんだから。 サンズイに、白、とするのではなかろうか。 ところが、サンズイに白、だと、「泊 …
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鉛筆を削ってあげたい

. わたしは、もし自分が母親だったら、 子どもの筆箱を開けて、ウハウハと喜び勇んで、鉛筆を削ってあげたいですな。 それを見た子どもから、 「お母さん、もう自分でやるからいいよ」 と言われたら、 「あ、そう。ざーんねん!!もうあと、ちょっと、やりたかったなあ …
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「忖度(そんたく)」について

. 世の中がまっすぐ進むのなら、あえてそこを右や左にずれながら進んでみたい、という思考が、粋(いき)なのだろう。 表側ばかりを見る世間に対し、あえて裏地に凝ることで、ズレてみせる。 内田百閒は、小学生の時点で、くわえ煙草をしていたらしい。 先生が注意をする …
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中年の矜持とは

. わたしには、2人の姉がいる。 その2人の姉と、父のアトリエを片付けることになった。 父は体の具合が悪く、もう絵を描くことができない。 そこで母が号令をだし、このゴールデンウイークに一気に片づけろ、となった。 わたしが家につくと、もう足の踏み場がないくら …
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そうじについて

. そうじをしない子。 いますよね。 わたしのクラスにも、います。 でも、叱られません。 ずーーーと、何もしないわけではありません。 見ていると、友達の動きを見ていて、ここ、という場面では動いています。 が、なんとなく分担もはっきりしないし、気持ちものら …
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「叱らないで済んだ」という、ひとつの結果

. 面白いもので、次のステージに進む、と決めてから、いろいろと思うことが多くなった。 まずは、タイトルを変更してみた。 きっかけは、若い院生からのメールで、教育学部の彼女からもらったメールには、 「自分も新間先生のように、叱らないでやっていきたい」 と書い …
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休み時間がいちばん楽しい

. くやしいけれど、どんな楽しい授業をしたって、休み時間にはかなわない、という気がする。 休み時間は、子どもが息を抜ける時間。 教室には、ほとんどの子がいなくなる。 残るのは、たったの2、3人。 その2、3人は、読みかけの本を夢中で読んでいたり、オルガンを …
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