困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

2016年12月

と・き・の・な・が・れ

. 年末の大掃除。 荷物をひっくり返していると、段ボールの中から、思いもよらぬモノが出てくる。 古い写真やアルバム、手紙、何か記念のつもりだったのだろう、切符や美術館の入場券まで出てきた。 小さな文庫本が、いくつか出てきた。 20歳で大学を辞め、牛を飼って …
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「なぜするか」と問うか、「それをする良さは何か」と問うか

.来年度の児童会の活動を、勤務校で見直すことになった。 PTAの会議で、 〇子どもたちが、アルミ缶を集めるのは意味があるのですか 〇子どもたちが、ペットボトルの蓋を集めるのは意味があるのですか などと、父兄から意見が出されたからである。 そのご父兄のおっしゃる …
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読者諸兄は、『超能力』をご存じだろうか?

. 超能力とは何か。 辞書をみると、 人間の知覚以外の力、テレパシー・テレキネシス・テレポーテーションなど、常人にはない力のこと。 とある。 クラスに、超能力者が存在するとしたら、担任はどうしたらよいのだろうか・・・。 わたしは10円玉をもち、クラスの子ど …
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【6年理科】水溶液~酸とアルカリ その3~

. 塩酸が強力な、酸性を示す水溶液だということを知った。 塩酸とは、塩化水素が溶けた水溶液だ、ということも教える。 塩化水素は、気体である。 塩酸は、「塩化水素水溶液」ともいいかえることができる。 ただし、塩素水(えんそすい)とよばれる、別の水溶液もあるから、 …
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【6年理科】水溶液~酸とアルカリ その2~

.その1からのつづき。 9・炭酸カルシウムをクエン酸の粉末の上に直接おくと、溶けるだろうか。 「酸のはたらき」によって、カルシウムなどが溶ける場合があることが分かった。 わざと、子どもたちに、こう言う。 「ねえ、クエン酸の水溶液って、クエン酸を水に溶かしてつ …
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【6年理科】水溶液~酸とアルカリ~

たのしい実験がつづく。 でんじろうになった気分だ。 「酸性」というのは、酸が水に溶けてできた水溶液があらわす、性質のことであります。 ほんとうはアルカリ、という性質についても、学習していくのですが、はじめは『酸』から。 『酸』、というものについて、きちん …
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「せんせー、○○くんが、ちゃんとやっていませーん」

. 「○○くんが、ちゃんとやっていません」 この言葉の、なんとも微妙な、複雑な、なんだろう、この心理って。 ○ちゃんとやらなきゃいけないのに、やっていない。 ○ちゃんとやらないで、一人だけ楽をしている。ずるい。 ○Tくんのせいで、みんなが迷惑する。 ○わたしが …
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【いいね!】体罰を無くすための講義~日体大~

. 日体大が、体罰をなくすための本気の講義を行った。 遺族からの話を聞きながら、涙を流す受講生たち。 これで日体大出身者を将来の加害者にさせないことができるかもしれない。 わたしはこの取り組みを評価する。 しかし、たった一つ、忘れてはいけないことがある。 …
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歴史授業「焼き場に立つ少年」の写真から

. 歴史の授業が、いよいよ佳境に。 太平洋戦争であります。 授業の最初に、この写真を見せました。 しーん。 日本は、アメリカ・中国などと戦争をしました。 この写真は、その戦争が終わったすぐ後に、長崎で撮影されました。 撮ったのは、アメリカ軍のカメラマンである …
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コミュニケーションの力を育む授業~普通名詞でなんという~

. コミュニケーションの力とは、いったい何か。 何をさして、コミュニケーション、と言っているのか。 ひと言でいうと、「ひとを尊重する」ということ。 それが、できるかどうか、だと思う。 「尊重」という言葉。 この言葉は子どもたちに、響く。 「尊重するって、むずか …
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「事実」と「感想」を分ける授業~ イースター島にはなぜ森林がないのか~

. 〇事実と意見(感想)を分ける という「めあて」がある。 これが、面白い。子どもたちも、目がキラキラしてきて、ずいぶんと盛り上がる。 うちの学校は、国語の教科書は、東京書籍を使っているが、そこに イースター島にはなぜ森林がないのかという、説明文の単元がある。 …
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【孫子の兵法】高学年の先生は楽しい授業をジャンジャンとやるべき

. 戦争の天才、孫子は、こう言ったらしい。 「戦争の原則としては、味方が十倍であれば敵軍を包囲し、五倍であれば敵軍を攻撃し、倍であれば敵軍を分裂させ、等しければ戦い、少なければ退却し、力が及ばなければ隠れる。」これは非常に面白い。 人間関係も同じようなことが …
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「耳なし芳一」を知らぬ子どもたち

. 「竹取物語」の概要は、ほとんどの子が知っている。 しかし、よくは知らないようだ。 おそらく、絵本などで簡略化されたお話として、ほんの少し、見聞きして知っている程度なのであろう。 いちばん単純なお話としては、 「かぐや姫が竹から生まれ、大きくなったが、その …
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先生、椅子の高さが・・・

. 1年生や2年生、低学年を担当したことの多い先生は、さすがだな、と思うことが多い。 だいたい、言葉数が少ないし、話すことに要領を得ないことが多いから、先生があれこれと気を回して、子どもの状態をキャッチしようとする。すなわち、アンテナがむちゃくちゃ高い。 …
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 「もっと協力しなさい!!」は、あぶない

. 担任が子どもたちに、 「もっと協力しなさい!」 というときは、ほとんど、うまくいっていないとき。 そんなときは、やることや内容、目標なんかを見直した方がいいように思われる。 子どもは不思議なもので、心の中では協力してる、と思っていることが多い。 なにか …
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ごめんなさい、といいなさい

. 「謝る」の価値は、21世紀になって格段に跳ね上がったと思う。 20世紀の終わりごろ、大企業の不正が話題になったことがあった。 雪印の不正、 銀行の不正、 なんやかんやと。 そこで、大企業の偉い人たちが軒並み頭をさげて 「まことに申し訳ありませんでした」 …
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