30代転職組・新間草海先生の『叱らないでもいいですか』

We are the 99%。転職を繰り返し、漂流する人生からつかんだ「天職」と「困らない」生き方。
高卒資格のまま愛知の小学校教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

2013年01月

ぼくはぜったいこれじゃなきゃイヤ!


学級に、児童の祖母から差し入れが届いた。

なんとびっくり!

うれしいなあ。
地域がら、祖母の代から地元なんです、という方も多い。
家が三世代、という家庭もある。

いつも、孫がお世話になっています、ということのようで、手作りのお饅頭がパッドに敷き詰められて、届けられました。
ていねいに、2種類あることが見た目でわかるようになっている。


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福島の小学校から俳句が届きました


夏休み、地元の人たちによって用意された保養ステイに、福島から何人もの子育て家庭が訪れてくださった。
その場にうちのクラスの子が関わり、いっしょにキャンプ場で遊んだりカレーを食べたりしたものだから、そのご縁でもって、小学校へ手紙を書いた話を以前書いた。

その後も小学校の学級どうしで交流がつづき、手紙のやり取りだけでなく、クリスマスカードや俳句を書いたしおりを贈りあって、お互いに文通相手というか、なにか心が通じ合ったような気のする仲になってきた。


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ランドセルをきちんと片づけない子


「ランドセルをきちんと片づけない」
で怒っていらっしゃる先生。

そんなもん、という気がするけどなあ。
(こう思っちゃ、だめなんでしょうねえ。教員の常識では)

私は甘すぎるのだ。

でも、どうしても、ランドセルをきちんと片づけない子を、強く叱責する気になれない。
これは、・・・なんだか、理由はわからんが、・・・できない。
そんなもん、どっちだっていい、片づけても片づけなくても、と言いたくなる。
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溺愛型そっと子育て


お母さんをべた褒めしております。
そのことに、誠心誠意、心底から。
寸時もぢつとしては居られない気持ちである。

お母さんが、浮かぬ顔つきをしていたり、
子どものことに、生真面目すぎたり、
うちの子をどげんとせんとあかん、と気負っている風であったりすればなおさら。

お母さんの精神状態を、思うにつけて、こちらの気持ちがもはやなんともしがたく床に倒れそうになるくらいに苦しくなってやりきれなくなる。
母の心のありのままを、本当にすくってやりたい心になって止まない。



お母さん、お母さん、
だいじょうぶ、だいじょうぶ。
あなたの子どもは、立派です!
とても、いい子です!







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「人格教育」が嫌われる理由


大津市でいじめを受けた男子中学生が自殺した問題をきっかけに、いじめ問題に関して都道府県をはじめ各自治体がさかんに新手の対応を考えようとしているようです。
ちなみに、「いじめ発生件数」か、「いじめ認知件数」か、今はどちらが使われているかご存知ですか。

平成18年の事件より、「いじめ認知件数」という言葉が使われるようになりました。つまり、周囲の大人たちにとって、「これはいじめである」という認知ができているかどうかが問われるようになったのです。

「いじめ」が問題視されると、よく世間に広まるのが、

「やっぱり、人格教育を根本にせんとあかんね」

というフレーズです。

今の子どもたちは、人格がなっとらん。
なっとらん子どもたちの、「人格」を鍛えなおすのには、いわゆる知識の詰め込みではダメで、

「人格教育を根本にせんとあかんよね」

ということだそうです。
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どんど焼き 書初めが天高く舞い上がる子は字がきれいになる話


T先生へ

昨日はお世話になりました。
ありがとうございました。

今日、「どんど焼き」でした。
裏の畑に、小字の地区の子どもたちが集まってきました。

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人は、テレビが壊れるとやたらしゃべるようになる。


愚息がリコーダーを振り回し、ちょこっと当たりましたところ、液晶は正直で、そのまままっすぐに壊れた模様です。

結果、見事に。
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「小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと」という本がありました。


本の帯を見ますと、
※勉強ができる
※先生に好かれる
※自己主張ができる
※いじめられない

という言葉が躍っておりました。
そして、赤い目立つ字でもって、

○7000人を見て分かった、3歳から6歳までの育て方

と書いてあります。

おそらく、子育てに自信のないお母さんが、わらをもつかむ勢いでもって、この手の本を大至急買い込み、

「ふふんなるほど、明日からこうやりましょう」

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