困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

2011年11月

「どんぐりと山猫」で、宮澤賢治がどんぐりにしゃべらせて、頭の丸いのがいちばんだよいいや、とがっているのがいいんだちがうよ、大きいのだよ、大きいのがなんといってもえらいんだといってケンカさせますが、政論のほとんどがそんな感じです。TPPも、「前に進むのがいい …
続きを読む

とにかく反社会的に見える、自閉症児の行動。やっちゃいけない、と伝えているのに、次の日にはまた同じことを繰り返している。たとえば、給食袋が廊下のフックにかけてある。教室の前の廊下。給食袋は、そのクラスの子どもたちのもちものだ。これを、たまたま通りかかった自 …
続きを読む

地湧社のブックレット、増刊号として出たもの。もともと1987年に出版された本の、改訂版が出た。1987年といえば、あのチェルノブイリからそれほど経っていない年。「放射能汚染」や「ザ・デイ・アフター」という言葉に恐怖を覚えていた小学生のころだ。それが、また …
続きを読む

つぶやく先生。窓の外をみながら、「今日は、さむいかねえ」この一言で、子どもは、「あ、長袖着て行こうかな」と自己判断する。これが、「寒いから、長袖着て行きなさいよ」と教えると、高学年なんかでは、「ウゼエ」と思われてしまうのであろう。ともあれ、つぶやくことで …
続きを読む

セラピーではなく、必要なのはサポート。セラピーとサポートはちがう。それを他の人に説明できるくらい、わかっているかどうか。どうだろう。うつ等、カウンセリングやセラピーを必要とする子は、知的障害・情緒障害をかかえる子どもの中のたった2割らしい。その他の8割は …
続きを読む

教室の中に、リコがいる。リコ、というのは、アニメの登場人物。ペンギンだ。NHK。朝のアニメ、「ペンギンズ」の、ちょっと毛色の変わったキャラクターが、『リコ』だ。クールな隊長、作戦担当のコワルスキー、かわいい新人。そして、何でもかんでも胃の中に入れている、リ …
続きを読む

「おまえなんて、クビになれ!」子どもが教師に対して、暴言を吐く。子どもの心理を考えると、ここまで言うのは、よほど追い詰められている状況だ。ふだんからこういうことを連発する子もいる。こういう子は、ほとんど反抗挑戦性障害、という感じ。なかなか対応がむずかしい …
続きを読む

教員へ転職する前、20代のころは、農業の団体職員だった。給料は、まあ、ふつう。平均よりも高い方ではなかったが、なにせ毎日食べているものが高級で、新鮮で、やめられなかった。テレビのグルメ番組を見ても、おお、と思わない。これは当時も、「おれたち、こういう番組 …
続きを読む

軽井沢高原文庫で、昆虫記にまつわるさまざまな資料を拝見してまいりました。いろいろと教えてくださったのは、新部公亮(にいべ こうすけ)さん。(おかげで楽しい訪問となりました。本当に丁寧にありがとうございました。)まずおどろいたのは、北杜夫さんが少年期に腎臓 …
続きを読む

給食のとき、食べながら子どもたちはさまざまな話題で盛り上がっている。(小生が小学生だったン十年前、給食中はしゃべらない、というルールがあって、みんな黙ってご飯をいただいていました。話ができず、つまらなかったのですが、なにか当時の担任の先生、理由があったの …
続きを読む

先日、朝のスピーチでデジカメを使う話を書いた。今、わたしの学級で取り組んでいるのは、その発展だ。すなわち、デジカメ写真を、1枚だけでなく、2枚撮影させる。すると、「最初はこうなっていましたが、その後、こうなりました」というような、変化の実態を紹介するよう …
続きを読む

今年も、この時期が近づいてきた。小学校教員資格認定試験。その、2次試験の結果が、発表される。1次は6割。自分で、点数の大体の予想もつくから、合否のことにもある程度、めぼしがつく。しかし、2次は論述。それに、ダンスや面接、運動の評価もあるから、なかなか合否 …
続きを読む

朝のスピーチを続けている。もう半年以上になるから、どの子も大体、そつなく何かを言えるようにはなってきた。型を教えた。1)時刻は何時何分になりました。2)ニュースの時間です。(ここでクラス全員、「はい」と言う)3)きのう、○○○ということがありました。→で …
続きを読む

生活科。ひょうたんを育てて、窓の外に「緑のカーテン」をつくった。広い葉が、夏の日差しをずいぶんとさえぎってくれていた。おかげで、熱中症にもならず、わりと涼しくすごせた気がする。教室の中に、日蔭ができていたのが、とても嬉しかった。さて、そのひょうたんが育ち …
続きを読む

日記を、週に2日、書かせている。火曜日と金曜日。火曜日は、学校であったこと。授業や休み時間、清掃、給食、帰り道、なんでもいい。金曜日は、土日に家で起きた出来事。数年前、高学年を担任していたころは、日記に毎日、取り組んだこともある。正しくは、自学ノート。イ …
続きを読む