困らない叱らない。新間草海(あらまそうかい)の教室日記

漂流する人生からつかんだ「困らない」生き方とは。
転職を繰り返し、高卒資格のまま小学校の教員になった筆者のスナイパー的学校日記。
『叱らない で、子どもに伝え、通じ合う、子育て』を標榜し、一人の人間として「素(す)」にもどり、素でいられる大人たちと共に、ありのままでいられる子どもたちを育てたいと願っています。
生活の中の、ほんのちょっとした入り口を見つけだし、そして、そこから、決して見失うことのない、本当に願っている社会をつくりだそう、とするものです。
新間草海(あらまそうかい)

2008年07月

初任者の会で、話を聞く。学校ごとにしきたりがある。初任者は朝、お茶くみをする。職員室の人数分、40杯。事前に、湯飲みを温める。それを聞いて、おどろいた。率直な疑問をぶつけてみる。「それって・・・湯飲みを全部、誰のものかとか、覚えないといけないですよね …
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前項からのつづき。子どもが、自らをふりかえる。さて、そんなことができるのだろうか。学級の子どもたちを想像して、考えてみる。彼らは、自分のことを、自分の思いやイメージでとらえている。だから、底が浅い。将来、漫画家になるんだといって、せっせと漫画を書いて …
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子どもに、どんな力をつけてやりたいか。国語算数、理科社会、音楽図工・・・いろいろ浮かんでくる。教科外でも、友だちとつきあう力、集団で暮らす力、意見を言う力、聴く力、書く力。コミュニケーション力、といろいろあろう。いやいや、根本はもっとちがうよ。困った …
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もっと思い切り、やりたい。そう思うようになった。職員室で遠慮している自分。子どもの前で、遠慮している自分。そうではないはずだ。なにかが、自分を止めている。思い切り、このことを、子らに学ばせたい、と願うこと。それを、教室で、ドラマティックに展開したい。 …
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恩師、岩下修氏にならって、学期末に本を読んだ。ヒロシマの原爆、ぴかどん、の絵本である。そこで、さまざまな疑問が子どもたちから出てきたのだが、それを書き留めておく。なにしろ、ヒロシマさえ知らない子がいる。原爆という言葉さえ知らない子がいる。自分が小学生 …
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赭鞭一撻(しゃべんいったつ)。日本の植物分類学の父、牧野富太郎氏が、17歳の頃に書いた勉強心得のことである。植物学を志すようになった彼は、この抱負を生涯をかけて実践し通した。十五 造物主あるを信ずるなかれで終わるのだが、この直前の十四 書を家とせずし …
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勤務校は、チャイムがあまり鳴らない。鳴るのは、3回。・朝始業の5分前・中休み(20分)の終わり5分前・昼休みの終わり5分前、である。歴史があるそうだ。先輩に聞いたところ、昔はチャイムがよく鳴っていて、なにかのたびに鳴っていた。5分前も、ジャスト0分前 …
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愛知のローカル話。愛知には、東海道自然歩道などが本当に丁寧に用意されていて、ハイキングは年中楽しめる。子連れの家族にとっては、とてもよい環境だ。猿投、という地域がある。ここに、温泉があるので、行ってきた。あと、ついでに猿投山のハイキングにも。高速は猿 …
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目黒にある国立教育研究所の図書館に、多くの資料が保存されている。このことは、以前から知ってはいたが、一度も行っていない。時間があればなあ、とずっと思っていた。さて、夏休みがはじまった。ふだん、脳みそが回転するのとは、まったくちがった角度から、教育、と …
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○授業中、急にとびだした児童生徒をどのように指導しますか教室を他の先生にまかせる、学校から出ていないかどうか、危険なことになっていないかをみる、原因によるが、身体にふれて落ち着かせる、落ち着いた声で声をかける、呼吸をあわせる、休ませる○明日から夏休み …
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明日が終業式。プリント類をくばって、それから大掃除をした。なぜ、大掃除になると、子どもたちがものすごく熱くなるのだろう。ふだんはさぼりがちな子も、いい顔をして、「先生!こんなにきれいになった!」ぞうきんを片手に、一生懸命にみがく。棚をきれいにしなさい …
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ここで思い出した。「Aさせたいなら、Bと言え」という本がある。実は、小学生の時の恩師、岩下修先生が、書かれた。保護者会で話題になったらしい。当時、私の母親が、「ちょっと、びっくりよ。先生が、本を出したんだって」と言って、さっそく本屋で買ってきていた。 …
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今日は靴箱をそうじする予定にしていた。代表で6人くらいか。早くドリルが終わった人にやってもらおう。「靴箱をきれいにしたいと思います。でも、今、ドリルをしている人にはお願いできません。ドリルが終わってしまった人に、やってもらいたいのです」やりたい人!と …
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初任の先生と話す機会があった。6月の後半、そろそろ1学期のまとめに入ろうか、という時期だ。以前、崩壊寸前の学級を任され、保護者からクレームが来て苦しんでいた同僚のことを書いた。(授業の進度が遅いというクレーム)そのとき、「手綱をしめる」という言葉が出た。 …
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昨日からの引き続き。2次試験対策。面接での答え方。(もっとよい回答もあるはず。以下は、最低限の、参考程度に・・・)○今の教育に求められているのはどんなことですか一人ひとりの教育的ニーズにこたえるLD児、ADHD児、アスペルガー児への対応発展的な学習への対応 …
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2次試験、面接のコツ。つづき。(その2)○児童の気持ちをどうやって理解するのですか観察、ともに行動する、つきあう、意図を考える、行動調査、作業員さん、養護教諭に尋ねるなど○講師の体験から印象に残っていることを教えてくださいやんちゃな男の子とはできるだ …
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教員採用試験が始まっている。(世の中では、大分県教委の不正事件が話題になっているようだ)もう7月中旬。1次試験が終了し、そろそろ受験生は、2次試験の対策をとる頃だろう。私が以前、面接の質問集として書いたものに、「2回目の2次試験 面接のコツ」がある。 …
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ほめたら育つ、と思って、ほめている。すると、育たない。なぜか。「ほめねばなりません」「たくさんほめてください」こういうことを、初任研でも、授業研でも、研修会議でも、いろいろと耳にしている。なるほどな、と思う。子どもの自信を育むのが仕事なんだから、当た …
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タイトルに書いた、「ほめる、がどうも、うまくいかない」この発想、それ自体が、すでに思い違いだ、ということらしい。うまくいかない、と思っていること。つまり、代償を求めている態度、それ自体が、すでに問題。代償を求めての行為は、代償によって消え去ってしまう …
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誰にも言わないで、先生にも聞かないで、保健室の絆創膏テープを、もってきてしまった子がいる。自分が指を怪我していて、ガーゼを巻いたり、とったりしている。そのために、ガーゼをまきつけるのに使う、テープが必要だと思ったらしい。もちろん養護の先生がいれば、こ …
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これでよかったか、と思っていることがある。たとえば、席順。あるいは、給食のやり方、そうじの当番表。1学期が終わろうとする今、学級の様々な体制について、ふりかえることがある。そのときに、自分なりの、考え方の癖があるように思う。それは、「どうしたらよいか …
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一度、手のものを離してください。(日直の言葉 ― 手にモノをもったまま、あいさつをする子に向かって)聞こえなかったの?何でだまってるの?(か細い声で話す子と、そこから一番離れている席の子に向かって)「よ~い、スターーーート。は・じ・め」(ノートに書き …
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あれこれ、といろんな問題が起きる。昨日まで仲のよかった子が、大喧嘩して、訴えてくる。クラスの中で、何かが無くなり、探しまわる。怪我をする。鼻血が出る。全校行事の予定が変わった、と放送が流れる。給食のおかずが一人分、不足する。図工の作品が、だれかに蹴飛 …
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7月に入った。受験の夏が、始まろうとしている。身近に、採用試験が間近だ、という人がいる。いろんな相談を受けている。今日も、ほんの少しの時間、話をしていた。そこで、自分でも忘れかけていたことを、思い出したので書いてみる。面接のこと。不登校がちの児童が、 …
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論作文は、よい見本をたくさん読み、自分の中に貯蓄するのがよい。書店に並んでいる参考書の中には、「こう書くのは、よくない」という論を、これでもか、と長くたくさん並べているものがある。これはよくない。なぜか。読む側に、ヒントになりにくい。受験生は、ホンモ …
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笑顔が足りない。嫁にも言われた。「その顔、笑顔が向いていないよ。そもそも、笑顔って感じじゃないもの」この言われよう・・・。顔を、酷評された。今日、笑顔を意識してみました。口角をあげ、目をほそめて、昨晩練習したように、心の中で、「ウイスキー」と言うので …
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