教材、というより、きょうは教具の話。教室で使用中のノートPCに、Windows Live One Care というソフトを入れた。これはセキュリティ確保のためのソフトだ。教師たるもの、安全確保、危機管理は当然だ。パスワードや暗号化もするが、通信もするPCである以上、ネット …
続きを読む
2007年11月
理科:潜望鏡づくり
潜望鏡をつくった。必要なもの。牛乳パック2本と、しょう油のペットボトル、100円ショップの手鏡2枚。ペットボトルがあると簡単だが、ボール紙をまげてもできる。(ボール紙は購入が必要だが、ペットボトルは児童に家庭でいらなくなったものを持ってきてもらえばよ …
続きを読む
待合室にて その7
お父さんは、単純な結論に陥りがちな会話をサポートしてくれる。つまらない上に確信のもてない情報交換から、より確信がもてて、楽しい会話へとお婆さんたちを導き、救ってくれるのだ。お婆さんたちは、楽しい待合室を欲している。だがこれまで、そういう楽しさを分かり …
続きを読む
待合室にて その6
お父さんは驚くほど勉強していた。たとえば、○○先生は、どこの大学を出て、いったん刈谷市の病院で修業をした後、この総合病院へ腕を見込まれてやって来た。その腕を評価しているのは、名外科医と称される当病院の部長先生である。診療時にはよく話もきいてくれるし、 …
続きを読む
待合室にて その5
たとえば。「あの先生は評判がいいだに」という短文は、最初のうちこそ説得力をもつだろうが、そのうちに消えてなくなり、雲散霧消する寿命の短い呪文であろう。なぜか。それは、より詳しいと信頼される別の情報、第二次情報によって、簡単にひっくりかえされてしまうだ …
続きを読む
待合室にて その4
お婆さんが多い中に、一人だけ禿げたお父さんが座っていて、ひときわ声高く盛り上がっている。そのお父さんは人徳者らしく、ビニール椅子の上にあぐらをかき、周囲のお婆さんたちの病状を、盛んに相づちを打ちながら聞いているのであった。一人のお婆さんが自分の病状を …
続きを読む
待合室にて その3
「あんたら、どこに目つけとんの。ずっとおったがね!」御母様は大変負けん気の強いお方らしかった。まるで、イタリアマフィアのドン、といった感じのゆうゆうたる歩調で、娘たちの軽率さをびしっと叱り、「まったく、よーさがさんだでかんわ」と、とっておきの名古屋弁 …
続きを読む
待合室にて その2
とつぜん、元気のいい声が出し抜けに聞こえてきた。振り向くと、患者の方につき添ってこられたのだろう、若い女性二人が大きな声で話しながらやって来る。それが全部、筋金入りの名古屋弁なのだ。「あれ、おばあちゃん、おれせんがね、どこ行ってまった」「なにー、おれ …
続きを読む
待合室にて
折から持病の腰痛がひどくなり、病院へ出かけた。病院という場所は、覚悟はしていたものの、とにかく人間が多い。待合いは、さながら人間の博物館だ。ビニール製の長椅子にじっと止まったまま、朝からじっと動かないおばあさんがいる。体中の水分がすべて蒸発してしまっ …
続きを読む
動物の気持ちが分かる ?
動物の気持ちが分かる、という人がときどきいます。縁側で横になっている猫を見て「この猫、眠たそうね」って、そのくらいは誰でも分かりそうなものですが、イルカと話をする有名なダイバーや、「わが家の飼い犬は人語を解する」と主張する人もいます。動物にはよく見る …
続きを読む
将棋の効用
将棋をブームにしようと画策を始めている。たとえば、1) 将棋入門、という子ども向けの本をさりげなく学級文庫にまぜておく。2) 給食を食べ終わると、読書か将棋をすること、と学級ルールに定める。3) 将棋大会を、定期的に行う。(参加自由)など、である。と …
続きを読む
遠足の真髄
秋の遠足。朝、職場へ早く行く。なにが起こるかわからないのが、行事の日。コンビニに寄って、弁当を忘れた子用のパンを買う。ついでに、自分用のお茶を購入。遅刻の子に電話。バスが出発後、学校に電話。携帯が無事につながるか、確認。バスが下手で、急停止、急発進す …
続きを読む
ほめことばとは何か
ほめことば、について、以前も考えていたことがある。最近、クラスにいろいろなほころびが生じ、そのおかげで、また考えている。ほころびとは、人間関係。つまり、いじめ、いじわる。いやだ、ということをくり返しされたら、いじめ、になる。今のうちに、手を打たねばな …
続きを読む
英語学習法 その6
Clix2に、さっそくテキストファイルを移して、表示させてみた。できる。教科書の会話文、テキストとして選んだ、「ぜったい音読」の会話文も、ちゃんと表示できる。打ち込みが必要だが、この程度なら、と思うことにした。会話短文なら、ちょっとずつでも、打ち込んでいけ …
続きを読む
英語学習法 その5
(これまでの流れ)学習指導要領の改訂など、昨今の教育界の変革に対応するために、英語を自ら学ばなければならない、と思うようになった。具体的な作業として、毎日の通勤電車の中でどう英語を学習するか、を悩んできた。問題点は、次のとおり。込み合う電車の中で、次 …
続きを読む
将棋トーナメント
学級文庫として、たまたま将棋の本を買った。「将棋入門 小学生向け」買って並べたまま、忘れていた。ところが、この2学期の間に、かなりの子がこれを読んだようだ。家でも、お兄ちゃんと対戦した、という子が出てきた。将棋盤を買ってもらった、という子もいた。5分休 …
続きを読む